Techno Support Design

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UR森之宮団地AR美術館の展示期間が終了いたしました

大阪商工会議所×UR都市機構「大阪城東部地区(UR 森之宮団地等)における実証実験」に採択されましたテクノサポートデザインの実証実験が2024年11月10日(日)をもちまして、展示期間が終了いたしました。
実証実験案:街ナカを美術館にするARアート作品展示による地域のにぎわい創出の実証実験 
概要:UR森之宮団地、UR森之宮第2団地をフィールドにして、2つの団地空間そのものを大きな「AR美術館」にするというコンセプトで、通常のミュージアムでは不可能とされている展示方法とアート作品を団地内に空間配置を行いました。
この展示会に参加できるお客様は、団地の住民の方のみとなっております。住民の方のみにお配りしましたリーフレットがAR鑑賞体験には必ず必要となります。
11月3日(日)から11月10日(日)までの8日間のARアート展示会でしたが、非常に多くの住民の皆さまに楽しんで頂くことができました。ARアート美術館にはアテンドは存在せず、団地の皆さまにポスティングさせて頂いたMAPリーフレットを読んで体験を行なって頂くという、ARコンテンツ体験の仕掛けとしましては少しハードルが高い仕様ではありました。また、iPhoneユーザーの方はARコンテンツへのアクセスは行いやすいものでしたが、Androidスマートフォンユーザーの方は体験を行えるデバイスが限られておりましたので、スマートフォンユーザー全ての皆さまが体験可能な仕様ではありませんでした。ARソフト側の開発状況によりますと、AR体験が可能なAndroidデバイスも増えていくということですので今後のバージョンアップを期待をしたいと思います。
住戸数を鑑みた場合の体験者数のパーセントは決して悪い数字ではありませんでしたので、様々な地域や場所で展開が可能なコンテンツイベントだと考えております。
また、課金を行なってARアートの体験を行うという仕様のイベントでも体験者のニーズを読み取り開催を行えれば可能だと感じました。
ARアートコンテンツについて:デッサン、日本画、ゴッホ作品、モネ作品、北斎作品、立体作品、3Dアート、グラフィックスアート、Vtuber作品など、森之宮という街並み、森之宮団地が持つ「多様性の共生」をコンセプトに「境界のない森」というキーワードを導きだし、森之宮団地内に様々な「森」をゾーニングし、それぞれの「森」が持つテーマに沿った作品を展示しております。また、作品の多くは「大阪市立デザイン教育研究所」と「大阪府立工芸高等学校」で日々アートやクリエイティブについて本格的に勉強し、多くの作品を創り出している生徒さまにご提供して頂きました。そのご提供頂いた作品をテクノサポートデザインのクリエイティブ技術によりいくつかの新しい表現に昇華することもできました。「石膏の森」「素描の壁」「花の舞」「花の塔」「巨大Vtuber」などです。重力のない世界だからこそ表現でき、今までに見たことがないダイナミズムを創造することが可能であることもこのARプロジェクトより実感することができました。
今後も、バーチャルとリアルがよりシームレスになっていく世界の空間価値の研究、様々なアート作品や新たなクリエイティブを創造する場としてのAR技術の研究、創造した作品を販売するためのXR空間プラットホームの構築など、WEB3.0の可能性も含めまして、新たなアートシーンやXRコンテンツの創造を行なっていくために研究・開発を進めて参ります。

大阪商工会議所プレスリリース
https://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/20241101ur.pdf

大阪商工会議所HP

https://www.osaka.cci.or.jp

UR都市機構西日本支社 最新情報
https://www.ur-net.go.jp/west/news/2024.html

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